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ある冬の夕方、荻窪で
[昨日電車の中で書いたミニブログを加筆訂正しました。]

《12/14(金)の夕方、荻窪駅で
沢田研二さんが山本太郎さんの応援演説に立つ》
そんな噂をネットで目にしたのは、先週末だった。

ガセかな、、、とも思ったが、
同時に、ジュリーならあり得る、とも思った。

長い間、〈城戸誠〉のファンだった。
ジュリーご本人に興味を持ち始めてからは、まだほんの5ヶ月半。
しかし、この人は本物だ、ということを、探り当ててしまった気がしている。
鍍金じゃない、張りぼてじゃない、本物。
 
普段なら金曜の夜は、休めない仕事が入っているのだが、
昨日はイレギュラーなスケジュールだった。
決めた。行こう、と。

17時少し前、荻窪駅に着いた。
帰宅を急ぐ人、買い物する人で賑わっている。
たくさんの人々の、日々の暮らしの営み。

北口に出る。
ピンクのおそろいのジャンパーを羽織ったボランティアの方々の先の
少し広くなった場所に、小さなステージが設えられており、
その周りを、明らかにジュリーの熱烈なファンと思われる
お姉さま方が数列、がっちり固めていらっしゃる(^^;
17時から太郎さんの演説がある、とのことだったので、
その後ろの、ほぼ中央で待つことにする。

ほどなく、太郎さんがステージに現れた。
第一印象、「すごく普通の人」。
もっとギラギラした人かとも思っていた。
勿論、メディアが彼に貼り付けた奇矯のレッテルなど
元々信じてはいなかったが、
しかし良い意味で、彼に特殊なオーラは無く、
きわめて常識的で健全な人だということを、改めて感じた。

30分ほど太郎さんが語り、
その後、地元出身のチェリストの方の演奏や、
ボランティアの方々の話があった。
ふと後ろを振り返ってみるといつの間にか、
聴衆はすごい数になっていた。


時計は見ていないので正確な時刻はわからないけれど、
おそらくほぼ定時に、ほんの数メートル先の壇上で
太郎さんに迎えられながら、ジュリーは現れた。
髭をたくわえ、色つきの眼鏡をかけ、
ベビーピンクのトレーナーをまとった彼は、
やわらかい関西弁のアクセントでユーモア混じりに、
しかし毅然と、私たちに語りかけた。

※「ベビーピンクのトレーナー」は、正確にはTシャツで、
http://www.co-colo.com/goods/goods.htm
これ↑らしいです。確かに七分袖だし、右の前裾に黒タグがある~。

太郎さんが言った。
“立候補を決めてからたくさんの芸能界の知り合いに
応援をお願いしたけれど、実現は難しかった。
そんな中、引き受けてくれた大先輩がいる” と。

初めての選挙応援だというけれど、ジュリーは終始自然だった。
何も取り繕わなかった。
全く飾り気がなく、なのに、なんともいえぬ華があった。
周りから「やっぱり素敵だねー」「カッコイイねー」という声が
漏れ聞こえた。
(話の雰囲気からして、声の主はおそらく
ジュリーの追っかけのお姉さま方ではないと思う。)

生ジュリーは思っていたとおりの、とびきり素敵な人だった。


写真は撮らなかった。
メディア向けに二人が壇上で握手してポーズを作った時など、
撮っても良かったのだろうが、
私はジュリーを見物に行ったわけじゃない。
ジュリーだって進んで素人の有象無象に
写メを撮られたいわけじゃないだろうから、と、
自分なりに筋を通したつもりでいる。
私は自分が敬意を感じるこの人に対し、卑屈にひれ伏したくないし、
見せ物にして貶めたくない。
かつて「自分は見せ物」と言い切ったというこの人を、
敬うからこそ、同じ地平に立ちたい。
誰ひとりそんな私のちっぽけなこだわりなど
気づきもしないだろうけれど(^^;

ただ確かめたかった。彼のいる〈高さ〉を。
また、彼が、私を含めた駅頭の群衆に対し、
どんな〈高さ〉から話しかける人なのかを。
そして短い時間だったけれど、それについては
満足できる答えが得られた気がする。


人の話を聞いていて、時に幻滅することがある。
話の内容ではなく、些細な言葉の端々に滲むもの。

辺見庸さんに「人はなぜ塔をたてるのか」という文章がある。
(2008年10月/『水の透視画法』2011年6月収録)
-----
「人ってどうしてばかたかい塔をたてたがるんでしょうかね……」。
この人の話題はいつもだしぬけだ。
「たかい塔を見ると、人はみんなのぼりたがるんですよね。
わたしもそう。なんでですかね……」。
(中略)
「なんかねえ……へんですよね。低くちゃあどうしていけないんですかね……」
はっとする。低くてはいけないのか、というつぶやきを、私はなぜか
〈低くあれ……〉と聞いた。その身、低くあれ、と。
-----

〈その身、低くあれ〉――。

正味5分ほどの、短いジュリーの演説を聞きながら、
気持ちが満たされるのを感じた。

でももうこの先一生、こんなに近くでジュリーに会える機会はないだろうなー。
写真を撮らなかったこと、やせ我慢してるけれど、
やっぱり多少勿体なかった気も。。(苦笑)


(ジュリーが去ると、前方の姉さま方のうち何割かは、
帰りたそうな気配。
少しずつかたまりがバラけて、小さくなっていきました。
太郎さんを応援したい、というジュリーの気持ちを考えるならば、
聴衆は最後まで太郎さんを応援していくべきだと思うのですが、
みなさんそれぞれご家庭もあり、事情もあるのでしょう。
ここはワタクシのようなひとりものが最後まで
しっかりつとめさせていただきますので、
いつの日かジュリーのライブに行ける日が、私にも訪れた際には、
姉さま方、優しくしてくださいねー、と、心の中で思うのでした。。

…とオブラートに包んでみましたが、正直言って
この集団の印象は、良くなかったです。
ジュリーがステージ上にいないときのマナーも。。。
選挙応援という場を、何か普通のイベントと勘違いしているのでしょうか。
自分たちの身勝手な振る舞いが、太郎さんやボランティアの方々、
支持者の方々を貶め、周囲の聴衆を貶め、自分たち自身の品位を貶め、
ジュリーのことまで貶めているということに、
彼女たちが気づく日はくるんでしょうか?

勿論、そんな人ばかりではないことはよくわかっています。
今年ご縁があって、少し話を聞かせていただいたりした
長年のジュリーファンの方々は、皆さんびっくりするくらい優しくて
素敵な人ばかりでした。
どんなアーティストにも、いろんなファンがいるんですね。。。)


太郎さんは演説の合間に、たくさんの聴衆の中を握手してまわった。
行きと帰りと二度手を差し出されたので、二度握手してもらった(笑)
もっと目力ギラギラの人かと思っていたけれど、
実際はどちらかというと、つぶらな優しい瞳をした人だった。

なのに、メディアはいつも彼をキワモノのように扱うことで、
自分達自身と、自分達に利益を与えるものの側が
まともであるかのように見せかけようとする。

私は映画館で高い料金を払って見る価値のある映画なんて
ごく少数だと思っているけれど、
昔、武蔵野館かどこかで見た、彼の主演する「夜を賭けて」は
すばらしかった。
彼は本当にいい役者で、しかも至極真っ当な人だと思う。
私は、私の知らない人々が彼に下した評価よりも、
自分の目と耳を信じる。

もし年末年始に何かおもしろい映画を見たいなーとお思いの方は
ぜひ「太陽を盗んだ男」か「夜を賭けて」を!(^^)


自宅での録画は失敗していた(><)が、
IWJさんが録画映像を公開してくださっていた。感謝です。
(みなさんどうかIWJさんも応援して差し上げてください。)
ジュリー登壇は29分30秒あたりから。



Video streaming by Ustream


太陽を盗んだ男 [DVD]太陽を盗んだ男 [DVD]

沢田研二、菅原文太 他



夜を賭けて [DVD]夜を賭けて [DVD]

山本太郎、ユー・ヒョンギョン 他



※たぶんこれが、今年最後の記事になると思います。
 1年で6本しか書いていない。。。
 最早ブログの体を成していない、こんなネットの辺境を
 いつも気にかけてくださった方々、
 今年も本当にありがとうございました。
 ちょっと早いですが、どうぞ良いお年を。
 来年がみなさんにとって、素晴らしい年となりますように。

 年内まだ、ミニブログの方は書くと思います(^^;

 それにしても、せっかく荻窪に行ったんだし、
 ラーメンでも食べて帰ればよかったな。。。

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