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自由について、ほか、雑感
《1》
人は、愛や夢、人のぬくもりについて語りながら、
同時に足元では、誰かの真心を踏みにじることもできる。

何故か? 理由は簡単だ。
人は自由だからだ。
何を言うのも自由。何をするのも自由。
…自由はおそろしい。
 
 
《2》
吉本隆明「マチウ書試論」のページをめくったのは
いったい何年ぶりだろう?
最後に触れてから、かるく5年や10年は経っている気がする。

かつては何度読み返しても、結局は厚い壁に跳ね返されてばかり
いた気がするけれど、今回は意外にスルッといろんな箇所が
頭の中に溶け入ってくることに、ちょっと驚く。

別に昔より賢くなったわけではない。
現実はむしろ逆で、どんどん頭は悪くなっている。
記憶力、集中力、回転のスピード…。全部が確実に衰えている。

なのに、書かれていることが前よりわかる、その理由は簡単だ。
いろんなことが痛切になった。
人と人との間で苦い思いも噛みしめた。
何よりしょっちゅうくたびれている。
たぶん、そんなことだ。
だからこそ聞こえてくる声も、おそらくあるのだ。


《3》
「現代のキリスト教は、貧民と疎外者にたいし、
われわれは諸君に同情をよせ、救済をこころざし、
且つそれを実践している。われわれは諸君の味方である
と称することは自由である。
何となれば、かれらは自由な意志によってそれを撰択出来るから。」

「人間は狡猾に秩序をぬってあるきながら、革命思想を信ずることもできるし、
貧困と不合理な立法をまもることを強いられながら、革命思想を嫌悪することも出来る。
自由な意志は撰択するからだ。」

(吉本「マチウ書試論」)

《4》
最初は単なる有名人見たさだった。
何せその頃はまさに「吉本ばななブーム」のまっただ中で、
彼は「ばななパパ」だった。

幼かったし、勉強熱心でもなかった当時の私が通読していた彼の文章は、
「芥川龍之介の死」くらいだったのではなかろうか。
あとは跳ね返されたり、圧倒されて投げだしたり、そんなことばかりだった。
ただただ、憧れがあった。たとえば、彼の詩の、こんな言葉に。

「こころは限りなく乾くことを願つた 
極度に高く退いた空の相から わたしはわたしの宿命の時刻を撰択した 
風の感覚と建築に差しこむ光とそれが構成してゐる影が
いちやうに乾き切つてゐることでわたしは充たされてしまつた 
わたしのこのうへなく愛したものは風景の視線ではなく 
風景を間接的にさへしてしまふ乾いた感覚だつたから 
果てしなくゆく路上でやはり風と光と影だけを感じた」

(吉本「固有時との対話」)

素朴なくらい、訥々と話す人だった。
驚くくらい平易な言葉で、ゆっくりわかりやすく語ってくれた。
終始ニコニコして、時折見せるお茶目な仕草もチャーミングだった。
講演だから、質疑応答はないはずなのに、
終了後、むりやり質問をした聴衆のひとりに、彼はやさしく答えた。
あたたかい印象ばかりが心に残った。

それから何度か講演に足を運んだけれど
最初の印象は変わらなかった。


《5》  (※《3》の続き)
「かれらは自由な意志によってそれを撰択出来るから。
しかしかれらの意志にかかわらず、現実における関係の絶対性のなかで、
かれらが秩序の擁護者であり、貧民と疎外者の敵に加担していることを、
どうすることもできない。
加担の意味は、関係(※傍点あり)の絶対性のなかで
人間の心情から自由に離れ、総体のメカニスムのなかに移されてしまう」

「自由な意志は撰択するからだ。
しかし、人間の状況を決定するのは関係(※傍点あり)の絶対性だけである。
ぼくたちは、この矛盾を断ちきろうとするときだけは、
じぶんの発想の底をえぐり出してみる。
そのとき、ぼくたちの孤独がある。
孤独が自問する。革命とは何か。
もし人間の生存における矛盾を断ちきれないならばだ」

(「マチウ書試論」)

《6》
自由な意志自体には、善悪も倫理もない。
だって、悪くいえば「自由」は「したい放題」ってことだから。

当然だが、皆が「したい放題」を始めたら、たいへんなことになる。
そこには秩序が必要だ。しかし、それをつくる労力は並大抵のものではない。
なぜならば、物差しは関係の中から生成されるべきだから。
関係が流動したら、物差しもそのたびに更新されねばならない。
思えば気の遠くなるような作業だ。

しかし、それを怠れば、待っているのは、「したい放題」の荒れ野か、
硬直した物差しの暴力がまかり通る整然とした空間か、そのどちらかなのだろう。

「世の中に片づくなんてものはほとんどありゃしない。
一遍起こったことはいつまでもつづくのさ。」

(夏目漱石「道草」)

人はそうした諦念のなかで生きざるを得ないのだし、
それを無理に片付けようとすると、必ずどこか、過ちを犯すにちがいない。
 
 

マチウ書試論・転向論 (講談社文芸文庫)マチウ書試論・転向論 (講談社文芸文庫)
(1990/10)
吉本 隆明

吉本隆明初期詩集 (講談社文芸文庫)吉本隆明初期詩集 (講談社文芸文庫)
(1992/10)
吉本 隆明

道草 (岩波文庫)道草 (岩波文庫)
(1990/04/16)
夏目 漱石



※引用部、旧かなと新かなが混ざってしまってます。
Secret
(非公開コメント受付中)

Re: 自由について、ほか、雑感
自由=孤独ってイメージがあるな。

自由に生きたいと思ってるけど…気が付いたら身体にはいろんな重りが付いてるよん。。

鳥のように飛んでると思ってたけど。。。。ある日気が付くんだよ。

紐のついた蛸だったって…同じ空に浮かんでるだけだって…で、たまに突風がふいてグル

グルまわってる…。

でもね。。。この糸は、柵なんだけど結構大切なんだよね。。

家族であったり友人であったり。。。。時に煩わしくなっちゃう事もあるけどね。

本当に自由になれるのは死ぬ時なんじゃないかなと思うよ。

Re: 自由について、ほか、雑感
[壁]_・)チラッ。。。。。。。゙(ノ・_・)ノスタスタッ。。。。。。チラッ(・_[壁]

話題を変えるにはまだ早い





待機(爆)
Re: 自由について、ほか、雑感
自由と勝手は、違う気がするけど…
自由に自由を追い求めると無秩序な世界になってしまうのだろうか
などと、知ったかぶりをしてみる。

自由と孤独は二つでセット(by竹内まりあ)

みいちゃん
蛸って・・・空にうかぶんだぁv-389

私の知っているはね、しっぽがついているよ。
みいちゃんが凧なら私はしっぽになる。
紐にはなれないけど
バランスをとるにはこの「しっぽ」侮れないらしい。
強風が吹こうが突風にあおられようが凧を守るよ。

自由に生きたいと思っているけど、身体にはいろいろと重りが付いているよ
左門豊作を連想したのは、私だけでしょうか?

もう、けんさんったら
突込みどころ満載の勇気あるみいちゃんのコメントを見送るなんて…
ほら、ほら、出て来て下さい。
Re: 自由について、ほか、雑感
[壁]_・)チラッ。。。。。。。

ゆきちゃん、左門豊作なんや( ̄m ̄)ぷ

                       ゙(ノ・_・)ノスタスタッ。。。。。。チラッ(・_[壁]


待機(爆)
Re: 自由について、ほか、雑感
ゆきちゃん

パソコンの前で大爆笑してしまったぜ。。

全然わからんかった~(爆)


けんさんも気が付かなかったという事は…ウヒヒヒヒヒヒヒヒヒ(ニヤリ)

よかった蛸仲間がいて(笑)


Re: 自由について、ほか、雑感
週末が終わった~。全然休めてないのに~。
悲しい…。


みぃちゃん♪
レスありがとうね。すごくうれしかったよ♪

そうそう、いっぱいおもりがくっついてるんだよね…。
でも、どこまでも自由になんて飛んでいけなくて、
同じところをグルグル回ってるのは、悪いことじゃない。
みぃちゃんはやっぱり賢明です。
いろんな糸を断ち切って、自分は自由だ、って言うのは簡単だけれど、
そんなの単に思い切りが良いだけで、ほかに大して見るべきところもない。
関係のしがらみの中で、もがいてる人の方が断然カッコイイです。


けんさん♪
「待機」なのね(笑)

でも、そう言いながら覗きに来てくれてカキコしてくれるところに
けんさんの情の厚さを感じるよ~。
いつもありがとうね。(^^)


ゆき姐♪
「凧」、最初気づかなかったよ~。
ってことは、私も「蛸仲間」だな。(^^ゞ

左門豊作か~。たしか妹とか弟をいっぱい養ってるんだよね。
ちょっと高校生離れしたルックスで。
(っつーか、ルックスで言えば、花形満とかも高校生っぽくないけど…。)


今回、久々に吉本さんの本をめくっているうちに、
やっぱり私はこの人が好きだなって思った。
読むのが大変な、硬い文章を頑張って読むと、
その奥で、会いたかった人に会える。

写真もイイ感じ。家族写真も、なんか見ててすごく和む。
もうずいぶん前だけれど、ご家族と海水浴中に溺れた、なんて
ニュースになったこともあったなぁ。
Re: 自由について、ほか、雑感
壁]_・)チラッ。。。。。。。

みいちゃんのレスで
>気が付いたら身体にはいろんな重りが付いてるよん
みいちゃんも 左門豊作なん?(爆)

                       ゙(ノ・_・)ノスタスタッ。。。。。。チラッ(・_[壁]


撤収~





>気が付いたら身体にはいろんな重りが付いてるよん
Re: 自由について、ほか、雑感
子供の頃は、親の保護下に置かれて、自由になりたいって思ったよね。
大人になって、自由になれたけど、
ハッと気がつくと、何をやりたいのかわからない(^^;)

実際は自由と責任って裏と表で着いてくるし。
その責任を負えるほどの自信もない(^^;)

学生の頃、尾崎豊が大好きだったの。
悶々としている中で、聴いたな~。

「自由になりたくないかい、熱くなりたくはないかい。
自由になりたくないかい、思うように生きたくはないかい。
自由っていったいなんだい、どうすりゃ自由になるかい。
自由っていったいなんだい、君は思うように生きているかい。」

私って現実的でロマンチストじゃないって思うんだけど、
すごい冒険家がいるとするじゃん。
熱く山のこととかを語ってる映像を見ると、
この裏で家族は泣いてるんだろうなって考えちゃうの(^^;)

なんか何が言いたいのはわかんないけど、
自由になるって難しいと気づいた大人の10代^田^

壁に隠れてアルけんさんが見ている気がするよ(* ̄m ̄)o
Re: 自由について、ほか、雑感
みきちゃんの言う事すっごくわかるよん^^


今日ね仕事してたら思ったんだけど。。

心の中は自由だなって。。

心の中は女神にもなれるし悪魔にもなれる。

心の中って人殺しできるんだよね。。。

私の心の中の悪魔は前科何犯なんだろう。。死刑確定かな。。




みぃちゃん♪
心の中では色んなことが出来るよね^^

うちの旦那はきっとTVで見る女優さん。
全員脱がしてると思う。

エロリストもいっぱいいるよ。。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
みきちゃん
私も心の中で…小渕君を…(ニヤリ)
Re: 自由について、ほか、雑感
おじゃまするね~(●^o^●)

Birdyちゃんおひさだよ^^

花形満の話題で思い出した。
なんで車乗れるんだろう~ね?

明子姉さんと結婚したんだっけ?

みーちゃんの心の中・・・
天使もいっぱいいると思うよ~♪
だってやさしい男前のみーちゃんだから^^

みきちゃん。
旦那さまの妄想がおもしろくて(^O^)/

けんさんと同じこと考えてるんだね(爆)

みーちゃんが小渕さんを・・・(・。・;
チラッROM(( ̄_|ジーッ|
 
  [壁]▽ ̄ ̄ ̄ ̄;)ゲッ!!
   


聞き捨てならない・・ではなく

読み捨てならない(爆)

マグマ大使のみずいろさんが コブちゃんを・・・
     ~~~~~(ノ≧ρ≦)ノいやじゃぁぁぁぁ


     |彡サッ!
    
     |_ ̄))ソォーッ  ロム中・・・・・


 
Re: 自由について、ほか、雑感
みいちゃんのエッチ~W( ──―───―・── O ─―──・─ )W



僕はそんなこと考えていませんよ
と、日記に書いておこう…
Re: 自由について、ほか、雑感
みきちゃん、
冒険家の自由が家族を泣かすということ。
それは記事で考えたかったことと全く重なる問題なので、しみじみ納得したよ。
誰かが自由に振る舞う権利を誰も奪えない。
だけど、その自由の陰にいる、泣いてる誰かに思いを馳せること。
それは、自由を享受しようとする人自身に課された、のがれられない義務だと思う。

「そんなの知るか!」ってのがれることも可能だけどね。
でも、逃げたという刻印は消えない。

「Scrambling Rock'n'Roll」だね。
(スペルわかんなくて調べちゃった。^^;)
私、尾崎豊のことはそんなに知らないけど、すごく魅力的な人だと思う。
この人は自由を求めながら「自由って何なんだ?」って問いを
最後まで手放さなかったんじゃないかな、って思うから。

「これが自由だ!」って単純に納得して、その自由を振り回して安定を得ることの欺瞞が
よくわかってた人なんじゃないかな、って勝手に想像してる。
(違ってたらごめんね。)

みぃちゃん、
そうそう、心の中は自由なんだよね。
心の中ではどんな不倫理もOK。それでいいんじゃないかな、って私も思ってる。
心の中だけは関係に縛られないから。

あ、でも私は脱がさないよぉ。(^^;
着てる方がセクスィ~じゃーん。(はぁと)

花奈美ちゃん、
そうそう、花形満は車に乗ってた~。高校生なのにぃ~。
しかもなんかカッコイイ、あまりに花形っぽいスポーツカーだったよね。(^^;

それで、明子姉さんと結婚してた!
どういういきさつで結婚することになったのかは
全く覚えてないけど…。(^^ゞ

(・。・; ←これ、可愛いね♪ 花奈美ちゃんっぽい感じ。(^^)

りんちゃん&けんさんは、壁フェチってことで。(笑)
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